「現物出資」のための不動産鑑定とはどんな状況?
不動産を現物出資する場合には、会社法により、不動産鑑定士による不動産鑑定評価が必要です。
そもそも現物出資とは?
株式会社を設立するにあたって、資本金をいれることを『出資』といいます。
出資は通常、金銭で行いますが、金銭以外で出資することも認められています。
不動産や株など(=現物)で出資をすることを『現物出資』といいます。
このページでは不動産に限ってお話をします。
現物出資のメリットとデメリットは?
メリット
現金はないけど、不動産は持っているという人でも会社を設立できる。
資本金を大きく見せたい場合に役に立つ。
デメリット
手続きが煩雑
資本金が大きくなってしまうので、消費税も免税事業者になってしまうなど税務上不利になる場合がある。
なぜ不動産鑑定が必要か?
もしも不動産を現物出資する場合に、不動産が過大に評価されてしまうと、債権者や株主に不測の損害を与えてしまう可能性があります。
そこで、会社法によって公正中立の不動産鑑定士による不動産鑑定評価が求められています。
現物出資における不動産鑑定のメリット
会社法から要請されている要件を満たすことはもちろん、出資をなされるご本人にとっても客観的な時価資料として有用です。
また債権者・金融機関等の第三者に対しても信頼性の高い会計処理をしていることを担保できます。
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