2021年(令和3年)地価公示が公表されました。

令和3年地価公示

地価公示とは?

国が、一般の土地価格指標を与えるために行う不動産価格調査です。
標準地と呼ばれる全国約26,000地点(令和2年度)の土地価格を不動産鑑定士2名が求めます.
公示価格は毎年1月1日時点の価格が3月中旬に発表されます。

令和3年(2021年)公示価格が公表されました。

2021年3月23日16:50に地価公示が公表されました。
今回の公示価格の概要をご紹介します。

令和2年1月以降の1年間の地価について
○全国平均では、全用途平均は平成27年以来6年ぶりに下落に転じた。用途別では、住宅地は平成28年以来5年ぶりに、商業地は平成26年以来7年ぶりに下落に転じ、工業地は5年連続の上昇であるが上昇率が縮小した。

○三大都市圏平均をみると、全用途平均・住宅地・商業地はいずれも、平成25年以来8年ぶりに下落となり、工業地は7年連続の上昇であるが上昇率が縮小した。

○地方圏平均をみると、全用途平均・商業地は平成29年以来4年ぶりに、住宅地は平成30年以来3年ぶりに下落に転じ、工業地は4年連続の上昇であるが上昇率が縮小した。

〇新型コロナウイルス感染症の影響により全体的に弱含みとなっているが、地価動向の変化の程度は用途や地域によって異なる。昨年からの変化は、用途別では商業地が住宅地より大きく、地域別では三大都市圏が地方圏より大きい。

国土交通省 令和3年地価公示結果の概要

用途別地価動向(東京都)

東京都の用途別(住宅地・商業地・工業地)の地価傾向を簡単にご紹介します。

住宅地

東京圏の住宅地価→平均変動率▲0.5%
(8年ぶりに下落に転じた)

商業地

東京圏の商業地価→平均変動率▲1.0%
(8年ぶりに下落に転じた)

工業地

東京圏の商業地価→平均変動率2.0%
(8年連続の上昇)

大まかに住宅地・商業地は下落に転じ、工業地は上昇傾向が続いているイメージです。
ただし、あくまで平均ですのでインバウンドの影響を大きく受けている商業エリア等では、大幅な下落がある場合もあります。


地価公示の調べ方は?

2021年度(令和3年度)の地価公示は反映されるまでに時間がかかるかもしれませんが、下記HPから誰でも簡単に調べることができます。
国土交通省 標準地・基準地検索システム
(これとは別に『東京都の地価googleマップ版』というサイトも非常に見やすいです)

具体的な手順をご紹介します
(2021年2月時点での操作方法です。今後変更になる可能性があります)

  • 自分の調べたい土地のある都道府県を選択します
  • 自分の調べたい土地のある市区町村を選択します
  • 対象→地価公示のみを選択
  • 調査年→最新調査年のみにチェック
  • 用途区分→調べたい土地の用途にチェック
  • 地価→空欄のままで大丈夫です
  • 検索をクリック

公示価格発表について

今回(令和3年3月23日公表)の公示価格は新型コロナウイルス感染症による影響が反映された公示価格のため、不動産鑑定士として非常に注目しておりました。
評価員をされた不動産鑑定士は大変な作業であったかと思います。
大変お疲れさまでした。

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不動産鑑定士

倉坂 和斗
倉坂 和斗宅地建物取引士・FP技能士
(公)日本不動産鑑定士協会連合会 会員
(公)東京都不動産鑑定士協会 会員