地価公示とは何?見方・調べ方・特徴・コロナの影響は?

地価公示

地価公示とは?

国が、一般の土地価格指標を与えるために行う不動産価格調査です。
標準地と呼ばれる全国約26,000地点(令和2年度)の土地価格を不動産鑑定士2名が求めます.
公示価格は毎年1月1日時点の価格が3月中旬に発表されます。

地価公示の目的は?

地価公示の目的は下記の通りです。

地価公示の目的

①一般の土地の取引価格に対して指標を与える
②公共事業用地の取得価格算定の規準とするため
③国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定の規準とするため
適正な地価の形成に寄与することを目的としている。

地価公示の調べ方は?

地価公示は下記から誰でも簡単に調べることができます。
国土交通省 標準地・基準地検索システム
(これとは別に『東京都の地価googleマップ版』というサイトも非常に見やすいです)

具体的な手順をご紹介します
(2021年2月時点での操作方法です。今後変更になる可能性があります)

  • 自分の調べたい土地のある都道府県を選択します
  • 自分の調べたい土地のある市区町村を選択します
  • 対象→地価公示のみを選択
  • 調査年→最新調査年のみにチェック
  • 用途区分→調べたい土地の用途にチェック
  • 地価→空欄のままで大丈夫です
  • 検索をクリック

地価公示の見方は?

地価公示の検索表示結果がこちらです。
一覧で出てきますので目的の土地に一番近くて似ているものを見てみましょう。

様々な項目が記載されていますが、まずは価格を見てみます。
(この例では93,000円/㎡です)
価格は単価で表示されていますので、総額を求めたい場合などは単価×地積で計算できます。

比較する場合の注意点

地価公示は一般の土地価格に指標を与えることを目的としていますので、土地価格相場を知りたい時に活用することが多いと思います。
その場合のポイントは「とにかく似ている標準地を選ぶ」ということに尽きます。
具体的に公示価格をもとに目的土地の価格を把握するときの注意点を簡単にご紹介します。

用途

地価公示では次の用途があり、用途ごとに価格水準が異なってきてしまいますので必ず同じ用途を選びます。
(住宅地・商業地・工業地・宅地見込地)

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1

地積

標準地は地域で標準的な土地が選出されていますので同じ規模であれば問題はありません。
しかし目的の土地が著しく小さかったり大きかったりする場合には補正が必要になります。

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2

その他

その他、駅までの距離、道路幅員、容積率、用途区分等も価格に影響を及ぼします。
したがって標準地と目的の土地との比較が必要になります。

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3

鑑定評価書も見れる!

これまでは鑑定評価書の一部だけしか公開されていませんでしたが、平成31年度の公示価格から鑑定評価書の全部が公開されるようになりました。
先ほどの画面の一番下「詳細表示」をクリックすると見れます。
一般の方にはやや難しいかもしれませんが、不動産鑑定評価書がこんなにも身近な存在になったことをうれしく思います
是非ご覧ください。

新型コロナウイルスの地価への影響は?

地価公示は毎年1月1日時点の価格を求め、求められた価格はその年の3月中旬に発表されます。

現時点で最新の公示価格は、2020年1月1日時点の価格であり新型コロナウイルス感染症の影響が反映されていない価格になります。
したがって、新型コロナウイルスの影響を受けた公示価格は2021年3月中旬に発表されることになります。


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