日本不動産鑑定士協会連合会って何?~内容と役割~

不動産鑑定士協会連合会

不動産鑑定士協会の概要

まず不動産鑑定士の協会には次の2種類があります。

①日本不動産鑑定士協会連合会
②(各都道府県)不動産鑑定士協会

いずれの協会も必ず入らなければいけないわけではありません(任意加入)
しかし、協会に入らないと不動産鑑定にとって非常に重要な「取引事例」が手に入りません。
(この取引事例は不動産鑑定士が作成したもので最も信頼性が高い事例とされています)

その結果、不動産鑑定業者であれば加入するのが当然となっています。

日本不動産鑑定士協会連合会について

日本不動産鑑定士協会連合会では、次のような活動をしています。

・不動産鑑定業者が従うべき「実務指針」や「業務指針」等の公表
・不動産鑑定士に対する研修
・不動産鑑定制度の公報活動

そのほかにも様々なことをしていますので興味がある方は連合会のホームぺージへどうぞ。

詳細はこちら[日本不動産鑑定士協会連合会のHP]

日本不動産鑑定士協会連合会のバッジ

士業にはそれぞれのバッジがあることで有名ですが、不動産鑑定士自体のバッジはありません。その代わり日本不動産鑑定士協会連合会の会員にバッジが配布されます。

よく見ると丸い輪の中にJAREAと書いてありますが、これは日本不動産鑑定士協会連合会の英語の頭文字をとったものです。
そして丸い輪の意味ですが、次のように説明されています。

(中略)シンボルマークについては、その基礎デザインを業者に依頼、これに修正を加え完成させたのが五波状拡大図のマークなのです。そして、この五波状拡大図には汎太平洋不動産鑑定会議(PPC)に参加する各国の不動産鑑定士同志の「愛のきずなと参加者の幸せ、ひいては不動産鑑定評価制度が波状となって拡大してほしいこと」、そのためにも不動産鑑定士の一人ひとりが五波状の教えを遵守するという祈りを込めたものでした。こうした祈りを込めて五波状拡大図としたシンボルマークが今回の会員章の原型となったのです。

日本不動産鑑定士協会連合会著「不動産鑑定士50年の歩み」より引用

不動産鑑定士バッジ

五波状拡大図は不動産鑑定士の五訓ともリンクしているそうです。

不動産鑑定士は次の五訓を遵守しなければならない。

一、良心に従い、誠実に鑑定評価業務を遂行しなければならない。

一、専門職業家としての誇りと責任感を昂揚し、安易な妥協をしてはならない。

一、自己の信念に基づいて行動し、公正中立の態度を堅持しなければならない。

一、職務上知り得た秘密事項については、正当な事由なく他に漏らしてはならない。

一、常に能力・資質の向上をはかり、自己研鑽につとめなければならない。

各種資料の提供

連合会は広く有益な情報を提供してくれます。
不動産鑑定業者が従うべき「実務指針」や「業務指針」は広く一般に向けて公開されており、また会員向けには「研究報告」や最新の「判例等調査研究」などの資料も手に入れることができます。

研修制度について

連合会では不動産鑑定士に対して研修を提供しています。
研修はこれまで努力目標という扱いでしたが、2021年4月から研修受講義務が課せられます。

研修受講義務について

・対象者は連合会の会員である不動産鑑定士等
・1年間(4月1日~翌3月31日)で15単位
・研修受講義務に3年連続で違反すると注意


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