日経平均株価と不動産価格

はじめに

不動産の価格は、金利・不動産業への貸出額などの様々なデータと相関関係が認められます。

では、株価と不動産価格はどのような関係があるでしょうか。

今回は、株価(日経平均株価)と不動産価格についてゆるくご紹介します。

日経平均株価とは?

日経平均株価とは、「日本経済新聞社が東証一部に上場する約2,190社の企業の中から選んだ225社の平均株価」の事です。

日本を代表する225社の平均株価ですので、株式市場全体の大まかな値動きを把握するための指標として有名です。

2008年から2021年までの日経平均株価の推移は次のとおりです。

なお、日経平均株価の最高値・最安値・現在値は次の通りです。

年月日日経平均株価
最安値2009年3月10日7,054円
最高値1989年12月29日38,915円
現在値2021年12月4日28,029円

不動産価格指数とは?

国土交通省が年間約30万件の不動産の取引価格情報を基に毎月公表しているものです。

用途別・地域別にExcelデータが公表されており、使い勝手が良いので不動産鑑定においても活用されます。

2008年から2021年までの不動産価格指数(全国)の推移は次のとおりです。

日経平均株価と不動産価格の関係

2つのグラフを同じグラフにまとめたものがこちらです。

結論

日経平均株価と不動産価格指数(商業地・住宅地)は概ね連動しているといえそうです。

当然といえば当然の結果なのですが、意外と調べても出てきませんでしたので、両者のグラフを作成してみました。

(日経平均株価とマンション価格の関係は調べればすぐに出てきます)

不動産の価格は、株価以外にも「金利」や「不動産業者への新規貸出額」とも関係がありますので、別の機会にご紹介します。

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