東京都不動産鑑定士協会って何?~内容と役割~

不動産鑑定士協会の概要

まず不動産鑑定士の協会には次の2種類があります。

①日本不動産鑑定士協会連合会
②(各都道府県)不動産鑑定士協会

いずれの協会も必ず入らなければいけないわけではありません(任意加入)

しかし、両協会に入らないと不動産鑑定にとって非常に重要な「取引事例」が手に入りません。
(この取引事例は不動産鑑定士が作成したもので最も信頼性が高い事例とされています)

その結果、不動産鑑定業者であれば①、②共に加入するのが当然となっています。

東京都不動産鑑定士協会について

東京都不動産鑑定士協会では、次のような活動をしています。

  • 不動産の鑑定評価に関する研修の開催、会員の相談に応じる等会員の資質の向上に係る諸施策の実施
  • 不動産鑑定評価制度に関する東京都民及び社会一般の理解と信頼を高めるための啓発宣伝事業
  • 不動産に関する無料相談などに関する事業
  • 国、東京都及び市区町村等が行う地価等の調査事業における、品質の保持、価格の適正な均衡等を実現するための各種支援事業
  • 不動産の鑑定評価に関する理論及び実務の調査研究等、不動産鑑定評価業務の適正な実施に資する諸施策の実施
  • 前号のほか、不動産鑑定評価制度、不動産鑑定士の業務及び地価に関する事項について調査研究を行い、
  • 必要に応じ官公庁に建議し又はその諮問に応ずること。
  • 不動産、不動産鑑定評価に関する紛争の相談、助言等及び苦情処理等
  • 不動産の鑑定評価に関する資料を収集整理保管提供すること。
  • 国又は東京都及び市区町村等の委託を受けて地価の調査を行うこと。
  • 災害時における支援等に関する事業
  • その他この法人の目的達成のために必要な事業を行うこと。

そのほかにも様々なことをしていますので興味がある方は東京会のホームぺージへどうぞ。

詳細はこちら[東京都不動産鑑定士協会のHP]

東京都不動産鑑定士協会のバッジ

士業にはそれぞれのバッジがあることで有名ですが、不動産鑑定士自体のバッジはありません。

その代わりに
①日本不動産鑑定士協会連合会の会員のバッジ
②東京都不動産鑑定士協会の会員のバッジ
があります。(それぞれ違うバッジです)


東京都不動産鑑定士協会のバッジデザインは公式ゆるキャラである「コンさるくんとアプレイざるちゃん」です。
「コンさるくんとアプレイざるちゃん」はゆるキャラグランプリでもいいところまでいったとかいかなかったとか。

東京会のバッジは連合会のバッジに比べて随分ポップなデザインです。

各種資料の提供

東京会は不動産鑑定士にとって有益な情報を提供してくれます。
例えば、地代評価に必須の『継続地代の調査分析』等の資料を購入することができたり、整備されたJ-REITのデータ、借地権関連のデータが無料で手に入ります。

研修制度について

日本不動産鑑定士協会連合会及び各都道府県の不動産鑑定士協会では不動産鑑定士に対して研修を提供しています。
研修はこれまで努力目標という扱いでしたが、2021年4月から年間15単位の研修受講義務が課せられました。

研修受講義務について

・対象者は連合会の会員である不動産鑑定士等
・1年間(4月1日~翌3月31日)で15単位
・研修受講義務に3年連続で違反すると注意


少し前までは、東京会の主催する研修は無料だった時期もあったのですが、近年再び有料になりました。

東京会では『TAREAカレッジ』という名称で、より実務的な研修を東京会会員限定で実施されています。
私も時間が許す限りなるべく参加するようにしています。

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不動産鑑定士

倉坂 和斗
倉坂 和斗宅地建物取引士・FP技能士
(公)日本不動産鑑定士協会連合会 会員
(公)東京都不動産鑑定士協会 会員