予測の原則

予測の原則の意義

財の価格は、その財の将来の収益性等についての予測を反映して定まる。

不動産の価格も、価格形成要因の変動についての市場参加者による予測によって左右される。

不動産鑑定評価基準 総論第4章Ⅺ

予測の原則は一般の経済法則を基礎とする原則ですが、不動産鑑定の立場からこれを表現したものになります。

内容

不動産の価格は多数の価格形成要因の相互作用によって形成されますが、価格形成要因は常に変動しているものです。

したがって鑑定評価においては価格形成要因がどのように変化するかについて予測しなければなりません。

鑑定評価と予測の原則

予測の原則はかなり広い範囲で必要になりますが、鑑定評価手法での活用方法を例示すると次の通りです。

  • 原価法:減価修正を行う際の経済的残存耐用年数の判定
  • 取引事例比較法:将来の予測を加味した地域要因・個別的要因の比較
  • 収益還元法:純収益、還元利回り等の決定

他の原則との関係

変動の原則

価格形成要因が変動することから予測が必要になりますので両者は密接な関係があります。

変動の原則
変動の原則